やはり、
沼さんのドラムは良いなあ。ノータム故の創造性というかなんというか。音楽的なダイナミクスで楽曲をダイナミックに構成していく。こうでないとインプロビゼーションは面白くない。
石間秀機さんは初めて観させていただいた。SITARLAという謎の楽器を変幻自在に奏でる。楽器を歌わせる。
かわいしのぶさんは10年近く前にSuper Junky Monkeyとして衝撃的な鮮烈な印象を残した人だった。Stevie Salas Colorcodeの前座でぬいぐるみをしょった女の子が現れたと思ったら、ベキバキと超絶スラップで度肝を抜かせた。今回は手元に音の鳴るおもちゃ類を広げた独特な雰囲気を作りつつツボを抑えたプレイをしていた。
VJ
C-TAKEさんは以前に観たVJプレイの時より格段に進化していた。これは良い。今度VJやってもらおっと。
途中石間さんの思いつきで観客からのお題でインプロビゼーションするというコーナーが突発的にあり、私がお題を出す役に指名された。ってことで出したお題が「秋刀魚」。旬ですから。お題を出した後にメンバーそれぞれが「秋刀魚かあ、、、、さんま、、、、さんま、、、、」とつぶやきながら思考をめぐらせている姿が面白かった。そしてそれぞれが出力するものが秋刀魚にまつわる何かを表現しながらも何故か曲がまとまっていく様も趣深かった。
インプロビゼーションのライブで重要なことはコミュニケーション能力ではない。そんなもんあって当たり前で、創造性と構成力がどれだけ面白いかというところが問われるのだなあと痛感させられるライブだった。